『武田信玄』男なら謀反だ!組織を害する者は例え親でも追い出す気概を学ぶ

 

1541年(天文10年)
若き日の武田信玄=武田晴信(はるのぶ)が、当時悪政を重ねていた武田家のトップ、父・武田信虎を甲斐の国から追放。そして自らが武田家の当主となる。この時齢、21歳である。※”信玄”とは出家したのちの法名である。

 

出典:大河『武田信玄』…左が晴信(信玄)、右がその父・信虎

 

…僕はいきなり何を言い出すか笑

教養あふれる知的な男に憧れて、歴史を勉強しはじめたことは過去の記事でもちょくちょく触れている。

実はその皮切りとして、まずはじめにターゲットにしたのがその手腕で名高い「武田信玄」だったのである。「武田信玄がもう少し長生きしていれば、歴史が変わっていたかもしれない」と評されるほどの人物である。男の理想像のひとつとして、学びも多いことだろう…

※半年ほど前に職場の上司の強いススメで、NHK大河ドラマ『武田信玄』をほぼ全巻(なぜか最も有名な上杉謙信との合戦の巻だけが抜け落ちているのだが笑)借りたのがきっかけ。従って、僕の武田信玄に関する情報ソースは主に大河ドラマ。

 

そんな武田信玄=晴信の最初の大仕事が、実の父・信虎の追放である。当時の武田家当主であった信虎からすれば、息子とそれを担ぎ上げた重臣たちによる謀反だった。

 

 

お父さんが何をしたのか?

武田信虎という人物

武田信虎。この人もまた、歴史に名高い猛将のようである。何といっても一国(甲斐の国=今でいう山梨県)を統一して治めたという実績がある。統一を成し遂げるきっかけとなった1521年の飯田河原の戦いでは、甲斐に侵攻してきた敵・福島正成の1万5千の兵に対して、わずか2千の兵で退けるという戦績を誇っている。すごい。

ドヤァな武田信虎

ドヤァな武田信虎

 

…そんな名将が、なぜ実の息子に追放されてしまうことになったのか。。。

 

武田信虎といえば、もうひとつ歴史に名高いのがその悪政であるようだ。

国を富ます工夫や政策を優先せず、領土拡大のための戦ばかりを繰り返す。当時甲斐の国は洪水が相次ぎ、農作物の不作が続く時代。そんな中で、豪族や働き盛りの農村の若人は徴兵されるわ、戦のために税は重くなるわで、領民はたまったもんではなかった。

加えて、信虎の残虐性。自分の言うことを聞かない家臣や領民は、怒りに任せて切り捨ててしまうという気性の激しさである。現代もまさに、日本海を超えた近隣の某国で見られるような、軍事政策に傾いた国の独裁者の典型例が信虎だったのである。

 

信虎独裁体制下でのそんな内政の有り様に、内心で異議を唱える重臣や家臣、領民が、次第に当時の武田家嫡男・晴信に期待を寄せるようになった。

 

組織を築くにあたって、トップの求心力というのはとても重要なこと

信虎政権のもと、国力は衰え、武田家に対する豪族や領民の求心力が失われていくことに晴信は危機感を覚える。更に、父の聞かん坊でかつ残虐な振る舞いを日々目撃する中で、武田晴信は遂に決心する。父・信虎を甲斐の国から追放し、自身が国主となることを。

決意の武田晴信 21歳

 

ちなみに、晴信と信虎の親子関係は、すこぶる悪かったらしい。

いつも信虎は晴信を臆病者扱い。

果ては、晴信が長男であるにも関わらず廃嫡宣言である。※廃嫡とは:家督を継ぐ権利を廃すること。

 

大河ドラマでは晴信は、この廃嫡を良しとして自由に生きれることを喜んでいたのだが、、、

史実では、自身をないがしろにする父への憎しみも、多分にあったのかもしれない。

 

…しかしそこは、大河に準じて、歴史のロマンを語りたいところ。

即ち、武田晴信は21歳という若さでありながら、自由気ままに生きることよりも大組織のトップに立つことを決意しその責務を負う覚悟を固め、甲斐の国の安定を目指して信虎を追放したのである。それは決して、父とのいさかいから生じた私怨や単なる家督欲しさからの行動ではなかったのだ。そうでなければ、偉人として歴史に名を残せるはずがないだろう。

 

 

武田信玄に学ぶ

つまり、

 

男なら謀反だ!

muhon-jyaaaaa!!!

これは謀反された方、信虎の叫び「謀反じゃぁぁぁああぁッ!!!」

 

…しかし、繰り返しになるが、それは決して、私利私欲だとか自分がトップに立ちたいとか、そんな動機からやることではない。

 

組織の行く末を案じ、建設的な未来を見据え、自らが成し遂げるという強い覚悟をもって行う、一大事業である。

去る父を拳を突き上げ見送る晴信の心境は…

去る父を拳を突き上げ見送る晴信の心境は…

 

…さて、現代の浮世に思いをはせてみようか。

世の中には株主に対していい顔するためだとか、ビジョンも計画性ないのにただ実権を握りたいからとか、そんなしょうもない理由で優秀な経営者や組織のトップを追い出すようなお話が、往々にしてある。

 

実にくだらないので、そんな謀反を企てたりそれに積極的に乗っかったような奴らは、全員武田信玄の爪の垢を煎じて飲めッ!!!

しかし仮にそれが叶ったとしても、そんな奴らは心底頭と心根が悪いので、きっと武田信玄の爪の垢を煎じて飲んだ自分のことを誇らしげに語るばっかりで中身は全く変わらないのだろう。

 

 

 

・・・はっ!

まるで体験談を語るようになってしまった笑

上記はフィクションです。単なる浮世あるある(´・ω・`)

 

 

以上、歴史は本当に示唆に富んでいる。

もうしばらく時間をかけてゆっくりと、武田信玄ウォッチを続けてみたい。

EPIC!

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