なぜそのビジネスはクレジットカード決済を導入できないのか?元決済代行会社の営業マンが語る審査が通らない3つのパターン

NO!paymentservice

僕は決済代行会社の営業マンとして働いたことがあります。

日々、たくさんの事業者様にご提案させて頂いた中で、

避けて通れないのが『審査』です。

クレジットカード決済導入には、カード会社の審査に通過することが大前提です。

「契約したい」と思って頂いても、この『審査』が通過できずご提案できないということが時々あります。

そこで、なんでもかんでもやみくもに「とりあえず審査出して下さい!」っていうような営業はしておりませんでした。そんなんお互いにとって時間の無駄でしょう。ある程度の内容は僕自身が判断して、無理なものは無理ってお伝えしますし、審査を通過する見込みがあるビジネスであればどういう部分にリスクがあって、内容をどのように訂正して頂く必要があるかをご説明します。

その経験から、今回はどんな案件がそもそも審査を通らないとされているのか、

よくある3つのパターンに絞って、ご紹介致します。

 

日本に進出してきたとあるビジネスオーナー・フレッドの物語


 

※以下はあくまでイメージであり、フィクションです!

トップ画の青年はフレッドといいます。日本のアニメが大好きです。自他ともに認めるオタクであり、憧れの地・JAPANでオタク・マーケットを切り開こうとする新進気鋭の事業家です。

ビジネススタートにおいてクレジットカード決済の導入が必須だと思うのは、アメリカ人ならでは。

(参考:Money Forward|日本と海外のクレジットカード事情、徹底比較!

フレッドは早速決済代行サービスを手がけている『Guchiyama Meets Shop!』に足を運び、ショップオーナーのとん平に自らのビジネスモデルを熱く語りました。

フレッド
僕の大好きなアニメを題材にしたアダルトコンテンツをつくりたいんだ!
とん平
・・・
フレッド
それにオタクたちが活動に集中できるように、アメリカ仕込みの楽して100%稼げるノウハウを販売したいな!オタクはお金がかかるから!!
とん平
・・・・・・
フレッド
ゆくゆくはオタクのグローバル企業を創りたいね!優秀なオタクを育成するために、英会話塾を開くんだ!24万円で僕の講義が年間48回受講できるよ!君もくるかい?支払いはクレジットカードね!ハハh…
とん平
大変申し訳ございません。恐縮ですが、フレッド様のビジネスは全て、クレジットカード決済の審査で不可となります。クレジットカード決済は導入できません。
フレッド
WHAT’s!?

(・・・いったん終わり)

実際にこんなやりとりが、日常茶飯事になってきました 笑

 

なぜフレッドのビジネスはひとつも審査が通らないのか?

なんとなく、分かりますかね?笑

でもちゃんと説明します。

審査不可その①|カードブランドのイメージを著しく損なう恐れのある業種

アダルトコンテンツがこれにあたります。

以下が世界をまたがって使える国際5ブランドです。

credit-5brands

クレジットカードの国際5ブランドであるVISA、Mastercard、JCB、AmericanExpress、Diners

(参考:世界で使える、クレジットカードの5つの国際ブランド

それぞれ厳しい審査基準があり、なかでも「ブランドイメージを著しく損なうと考えられる業種」については、問答無用で審査は通りません。

アダルトコンテンツについては、カード会社に審査申請することすらできませんね。

 

審査不可その②|誇大広告となる表現を使う業種(景品表示法違反)

「楽して100%稼げる」とか絶対嘘ですよね。人それぞれの感じ方にもよるのかもしれませんけど。

でもその商品を購入した人がもし稼げなかったら、高確率でクレームになりますよね。

それどころか、そもそもそういう詐欺ビジネスの可能性だってある。

そういうリスクを、審査では徹底的に排除します。

仮に表現を見直したとしても、その業界のマクロな印象で判断されがちですので、審査を通ることはできません。

ちなみにこういう「~~したら稼げる」とか「~~したらモテる」みたいな、消費者にとって有益(かも?)な情報・ノウハウコンテンツを「情報商材」といいます。

ネオなんちゃら族の人とかも、このビジネスで大きく儲かっていました。

決済代行会社に転職した当時、初めて知った驚きの世界でした。以下はその一例。

トロピカルと言われるビジネス-1024x552

 

面白いでしょ(笑)

この辺の話はまたいずれネタにしたいと思っています。

 

審査不可その③|「特定継続的役務提供」に該当する業種であり、かつ1ヶ月を超える役務提供期間を設定している事業

「特定継続的役務提供」=長期・継続的な役務(「えきむ」と読み、いわゆるサービスを意味します)の提供と、これに対する高額の対価を約する取引のこと。

(参照:特定商取引法ガイド|特定継続的役務提供

語学教室、学習塾、フィットネスクラブなど該当する業種について、一見問題がないと思われますが、

「1ヶ月を超える役務提供期間を設定している」から審査不可となることは非常に多いですね。

フレッドの場合は英会話塾「48回分の年間利用回数券」がまずいですね。

1ヶ月以上の期間にわたるサービス提供を約束・販売するビジネスの場合、審査をするカード会社の心配事は「もしその期間の間に会社が倒産したら、すでに決済を終えたのに残りのサービスを利用できない消費者をどうやって救済するの?」ということです。

倒産した会社はその分を返金できない可能性が当然高い。

だからそういったリスクを考慮し、審査不可となってしまいます。

 

続・日本に進出してきたとあるビジネスオーナー・フレッドの物語


 

 

フレッド
OH MY GOD~!!

 

とん平
でもご安心下さい。フレッド様。実は当社であれば、当社の規定さえお守り頂ければ、それらのビジネスであってもクレジットカード決済をご導入頂けるかもしれません。

 

フレッド
REALLY!?

 

次回、『なぜそのビジネスでクレジットカード決済が導入できるのか?』に続く。

EPIC!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です