千葉県南房総市に「ろくや」というとても素晴らしい温泉宿があります
ほぼ千葉のギリギリ東京都内に引っ越してきてから、千葉のお出かけ情報をよくチェックするようになりました。そこで妻がインスタから発見したいい感じのお宿。家族で入れる貸切温泉付きでかつ夜ご飯がすごく美味しそう。ずっと泊まりたいと思っていたのです
以下、長くなるので泊まった感想で要点を言いますと、いちばん感動したのは夜ご飯です。目次ですっ飛ばして夜ご飯からご覧頂いてもOKです
岩井湯元温泉の網元の宿ろくや

2021年9月に家族4人(妻と2歳児、0歳児)で宿泊
若かりし頃は妻ととにかくひとつでも多くの観光スポットを巡る旅行スタイルでした。しかし子供ができてからは、宿(ホテル)で家族とゆったり過ごす時間を愛でて楽しむような旅行がしたいと思うようになりました
ろくやはまさしく、そんな家族旅行スタイルにぴったりなお宿です
15時頃に到着、周辺を散策
夕飯前に貸切露天風呂(温泉)を先に予約。空いた時間で周辺を散策しました
近くには岩井海岸があり、まだまだ暑い季節だったので海水浴してもよかったなぁと思いました





というか近くには海しかないので、海水浴の準備をして泊まるのがオススメです(笑)
情緒豊かな温泉街…ではございません。
その点の魅力度は草津温泉や伊香保温泉などと比べると見劣りします
5つの貸切露天風呂から選ぶ
我々は「八竹の癒」という貸切露天風呂を選択
余りものでしたが5つお風呂の中でも広々とした造りようで、子供のお世話をしながら入るにはなかなか良いチョイスだったと思います
子供用のマットや赤ちゃん用の椅子が用意してありました。心遣いがとても有難いです


こうした貸切温泉(家族みんなで入れるお風呂)があることも我が家の旅行のニューノーマル。息子が大きいお風呂怖がってずっと泣いてるのもすっかり慣れたw
宿泊客全員がそれぞれ1回ずつ予約した貸切露天風呂に入浴した以降は、空いているところに自由に入ることができるそうです。翌朝に「石音の癒」にも入ることができました
網元の宿ろくやの絶品夜ご飯!!!!


さて、お待ちかね。ろくやの夜ご飯です
バラエティ豊かでボリュームたっぷりの魚料理を堪能致しました *1
ろくやの「地魚大漁舟盛り」
いちばん安い「スタンダード舟盛りプラン」で予約。しかしクオリティもボリュームも十分すぎる。最初に出てくる松茸の土瓶蒸しと豪勢な地魚大漁舟盛りが美味しすぎて、それだけで思いっきり満たされて妻ともう終わった気持ちになってたんだけど、むしろ本番はそこからでした



ここまでがなんと前座です
千葉名物「さんが焼き」
舟盛りを堪能している合間に「凌ぎ」の一品として穴子一本にぎりも出てきました。「これでお腹を少し満たして頂いて…」と丁寧に説明してくれましたが、もうすでに満たされている(笑)
しかし続く料理もとにかく美味しいので、不思議と次々胃袋に収まってゆきます

これはさんが焼きといいます。はじめまして!!
なめろうと並ぶ千葉の名物です(というかなめろうを焼いたもの?)いつか千葉でアジフライと一緒に翌日食べようと決めていた一品。期せずしてこの日食べることができました
しかもこれ以上はもうないでしょうってくらいうまかったのです。ろくやのさんが焼きはつなぎがほとんどないようでふわっふわ、えもいわれぬ食感と美味!
更に続く魚料理と「本日のおすすめ」




ほぼ満腹の状態からこれらをぺろり。そして本日のおすすめは大きな鯛の煮付!! これは居酒屋なら4~5人前と謳ってもよさそうなボリュームです
この他に魚介の旨味たっぷりの鍋物があり、とろろまであります。これは「白ごはんが全然足りねー!」と心配してたら、なんとお替わりもOK!! おやおや、満腹感はどこへ?笑 間違いなく限界越えでしたが、魚料理だからなのか不思議と胸やけや胃もたれはありません
また、子供用のメニューは一切注文していません。心配していましたが、白ごはんとふりかけはサービスで出してくれるし大人2人前がこの量なのでシェアすれば全く問題なし。この上なく満足、ごちそうさまでした!
ろくやの朝食も美味しい
翌朝の朝食もいってみましょう。あ、ちなみにお部屋は普通だと思いました(2階の「島」という角部屋でやや小さめ)


干物は昨晩のうちに数種類のうちから食べたい物を選びます。私は金目鯛、妻はえぼだいにしました(写真は金目鯛)
ご飯は当然のようにお替わりできます。また、写真はございませんがつみれの味噌汁に海苔と納豆と卵まである。これは本気出せばおかわり5杯くらいいけそう。20代の時ならいってたね(笑)
朝食も大満足の魚料理でした
必ずまた行きたいお宿、ろくや
個室で美味しい魚料理に貸切温泉。徒歩数分圏内には岩井海岸もあって海水浴も楽しめそう。冬ならうまいこと夕食の時間とかぶらず夕焼けを拝めるかもしれない。更に条件が合えば富士山も…!
宿そのものを楽しむ旅のコンセプトにぴったり、サービスもロケーションも最高な南房総のお宿「ろくや」。念願叶って泊まってみた感想はシンプルに「また行きたい」「必ずまた行きます」!!
*1:
「網元」とは「漁網や漁船を所有する漁業経営者」のことを指す言葉らしい。つまり「ろくや」は漁師が経営するお宿ということ。そりゃ魚料理がうまいはず。でも素材や鮮度にかまけるだけじゃなくて、味付けや盛付けにも一切手を抜いてないのがいい!